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2.喫茶店のルーツ |
●世界最初のコーヒー店の誕生 |
アラビアを起源にしてイスラム教全土へと広まったコーヒーは、1511年回路に世界初のコーヒー店を出現させ、1554年にはトルコの首都コンスタンチノープルに「カービー・カーネー」という著名なコーヒー店を誕生させています。 |
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コンスタンチノープルのコーヒーハウス
(19世紀) |
ヨーロッパにコーヒーが本格的に普及する事になったのは、1652年ロンドンのトルコ人貿易商谷エル・エドワードが、コーヒー宣伝のための無料試飲サービスを始めたのがきっかけだと言われています。
異国の飲み物、コーヒーの珍しさと独特の風味に惹かれて、ダニエルの店の評判はアットいう間に知れ渡り、大変な賑わいが続いたため、賢いダニエルは有料方式に切り替えて商売にしてしまいました。これが喫茶店の誕生と言われています。これがわずか10年で3000軒のコーヒー店をロンドン中に林立させるというブームの発火点ともなりました。
★この頃のコーヒーは、依然として煮出して飲む「ターキッシュ・コーヒー」のタイプでした。それから100年後1763年、フランスの名もないブリキ職人によって、近代コーヒーの基礎ともいうドリップ式が発明され、豊かな味と香りを最大限に抽出する、コーヒーの近代化に重要な貢献をしました。
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18世紀のコーヒーハウスの経営者は、新鮮なコーヒーを
小さなポットに入れ、上品にサービスした。 |
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